極上の愛をキミへ

もう、こんな時間だったんだ。

仕事があるわけでもないし、時間を気にする必要もない。

眠くなったら寝て、目が覚めたら起きよう。

お母さんのことだから、きっとあたしのご飯も用意してくれるだろう。

誰かが世話を焼いてくれるってのも、たまには良いかも・・・

そんなことを思いながら、眠りについた。

そして再び目を覚ました時には、14時を過ぎていた。

よく寝た。

こんなに寝たの、いつ振りだろう。

スッキリした体でリビングに行くと、良い匂いがしてくる。


「今まで、寝てたの?」


キッチンから顔を覗かせ、お母さんに尋ねられる。


「みたい」


あたしの言葉に、お母さんは呆れたような笑み零した。