佐伯くんと主従関係

自分の感情のコントロールがうまくできないのだ。



「入って」



と、目を覆う私の手首を掴んで、蒼さんが中へと誘導。



「え、あ、いやっ、ちゃんと服着てからで大丈___」



言いながらパタリ、扉が閉まった。



有無を言わせぬ行動の早さ。



「男の裸なんて見慣れておかないと、夏場なんてどうしてんの?」



バカにしたように笑いながら、服に腕を通した蒼さんが問う。



「そ、それとこれとは、べ、別っていうか…なんていうか…」



ボソボソと曖昧に呟き、布団を手に取った。