佐伯くんと主従関係

「テキトーで大丈夫ですよ。…目立つ汚れがなければ掃除してなくてもバレないんで」



しーっと人差し指を立てて無邪気に笑う悠くん。



お母さんが虜になった理由が痛いほどわかる。



「とりあえず俺戻らないといろいろ言われるから…」



「大丈夫!いろいろありがとうございました…」



「ううん!じゃあ頑張って結衣さん!」



キラキラスマイルで出て行く悠くんは終始輝いて可愛かった。



「よし…」



そんな悠くんに元気をもらったかのようにやる気が湧く。



頑張るか!と腕をまくり、ただただブラシを動かしたのだった。



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