佐伯くんと主従関係

「顔。赤いけど」



ついに気づいた蒼さんが得意げに鼻を鳴らした。



「さ、寒いから…!」



「ふーん?」



「も、もう中入ります」



蒼さんの手から逃れ、中に入ろうと背を向けた。



寒いのに暑い。



そんな矛盾したこの体にはもう訳が分からなくなりそうで。