佐伯くんと主従関係

「ひひ」



蒼さんの熱が手の平から全身に回るようだ。



「っこら」



蒼さんは私の両手首を掴み、自分の頰から引き剥がす。



「へへへ」



「へへへ、じゃねーよ…」



大粒の雪は蒼さんの頭に積もっていた。



きっと同じくらい私の頭にも積もっている。



なんだかフワフワして、掴まれた両手首が熱くて。