佐伯くんと主従関係

「こんなに頭に雪乗せて。犬じゃないんだから」



だけどその手は、思ったより優しすぎるくらいに頭に乗り、ポンポンと撫で降ろされた。



「え、えと…」



「バカ」



雪を払いながら、やっぱり蒼さんは呆れ笑っている。



そんな顔を私はすぐ下から見上げた。



視線に気づいた蒼さんは私を見て



「鼻」



自分の鼻を差しながら言う。