佐伯くんと主従関係

「雪?」



「雪!雪降ってる!」



「え、ほんと!?」



モヤモヤしてた気持ちなんてどこ吹く風、雪という言葉にテンションが上がる19歳。



「わ、ほんと!積もってる!」



外に出ると肌を刺すような寒さの中で、大粒の雪がしんしんと降り続けていた。



積もった様子を見ると、どうやら朝から降り続けていたらしい。



「ね、雪だるま作ろうよ悠くん」



「え、雪だるま?」



私の言葉にあからさまに嫌な顔をする悠くん。