佐伯くんと主従関係

何も言えずにいる私に尚も追い打ちをかけるように



「交換ならいつでもしてあげるから、嫌になったら言ってちょうだい」



そう肩を叩いて蒼さんの部屋へと消えていった。



しばらくその場が動けずに時間が経つのも忘れて。



いつも人のことからかって、意地悪でどこか俺様で自分勝手で最低で



そのくせ何かと手を差し伸べてくれて、ピンチの時はいつも蒼さんがいて、私のために花火なんて呼んでくれちゃって



考えたくないのに



私はそんな蒼さんに見放されてしまってるのに



私はここにいたいのに。