佐伯くんと主従関係

あの日以来まともに会話ができずにいた。



胸がキュッと疼く感覚がして、蒼さんの顔を見れない。



「…悪魔だな、おまえ」



幹也さんはそう言って、私の肩をポンポンと優しく叩いた。



「辛くなったらいつでも休めよ」



「…ありがとうございます」



結局休まないことになり、詩織さんもどこか面白くなさそうにして。



蒼さんは何もなかったかのように優雅にコーヒーを飲んでいた。