佐伯くんと主従関係

私が今何を言うべきなのか分からなかった。



もしかしたら何も言うべきではないのかもしれない。



詩織さんはきっと私みたいな私欲の塊が嫌いなんだろうな



「あ、そうだ蒼。今日は蒼の部屋で寝てもいい?」



と、突然詩織さんがそんなことを言い出した。



私も反射的に勢いよく詩織さんを振り向く。



「しぃおま「いいよ」



郁人さんの声を遮って蒼さんは頷いた。