佐伯くんと主従関係

待ってじゃあもしかしてあの人…



「蒼さんの彼女…?」



口に出した途端、またしてもモヤモヤとした煙が心の中へ戻ってくる。



蒼さんくらいになればあれだけ美人な彼女1人や2人いるのは当然。



私みたいな庶民で遊んで、ああいう美人と本気になるのが世の決まり。



別に何も大したことではない。



大したことではないんだ。



蒼さんに彼女がいようがいまいが執事の私には関係ない。



干渉する立場にない。