佐伯くんと主従関係

でも確かになんだかいつもと様子が違ったし、あのネックレスはどこか特別な物のようだった。



捨てる、とか言ってたけど…



今まで感じたことのないようなモヤモヤが心の中に渦巻いた。



それは払っても払いきれなくて、気持ちが悪くて、説明のできない煙のようなもの。



疑問でもない、悩みでもない、どう言葉にしたらいいのか分からないもの。



「…彼女、いたんじゃん」



ただ何だか悔しくて、息をつくように出た言葉。



やっぱり最低な奴だった、そう思うとどこかスッキリして。



私は仕事を再開した。