佐伯くんと主従関係

何事だろう…?



「任せるって言ったって蒼の……っておい蒼!まだ話しは「任せるよ」



郁人さんがまだ話してる途中に背を向け、食堂を出て行こうとする蒼さん。



たまらず郁人さんが声を上げる。



ヒラ、と力なく手を振った蒼さんは、一瞬私と目を合わせるとすぐに逸らして出て行ってしまった。



なんとも言えない雰囲気が漂う。



「あ、あの……何が…?」



「いや……」



言いにくそうに表情を歪める郁人さん。



私が踏み入ってはいけないような、そんな気がした。