「おはようございまー…?」



夏もすっかり姿を隠した10月のある日。



朝起きて食堂に顔を出すと、何やら神妙な面持ちの4人が。



「あ、結衣おはよ」



「お、おはようございます…」



そんな中、やっぱり声をかけてくれるのは幹也さんで。



「蒼がいいならって思ってるんだが…」



郁人さんが蒼さんの顔を心配そうに見つめながら言う。



「郁人に任せるよ」



興味なさそうに答える蒼さん。