佐伯くんと主従関係

全ての用意が終わった頃には18時を回ろうとしていた。



薄暗くなりはじめた空。



数人の女性に手を引かれ再び外へ。



「浴衣似合う!可愛いじゃん結衣!」



「み、幹也さん…!?あ、あり、ありがとうございます…」



賑わう庭、何個か屋台まで出ている。



白い浴衣を着た幹也さんは、うちわで扇ぎながら近寄ってきた。



「おっ…おに、お似合いで…すね」



「なんだよその言い方」



「いやっ…なんというか…に、似合いすぎると人って言葉が…その、出てこないというか…」



幹也さんの浴衣の似合うこと似合うこと。