佐伯くんと主従関係

「ほーんと、お父さんの心配性は治らないね」



そうやって久しぶりに3人で他愛もない会話をずっと続けた。



私の話が半分以上、あとはお父さんのドジな話とかお母さんの失敗談とか。



思い出せないくらい他愛もない会話、楽しい時間はあっという間に過ぎて。



「もう16時だし…そろそろ帰ろっかな」



「帰るなんて言うなよ〜結衣の家はここなんだから」



「もー、お父さん」



寂しそうな顔をして笑うお父さんと、何ともない様子を装うお母さん。