佐伯くんと主従関係

口元に笑みを浮かべながら幹也さんは言う。



何この人笑ってんの…?



「結衣が初めて来たとき俺言ったじゃん」



「?…何をです?」



「男に困ってたらいつでも言ってって」



一瞬真剣な表情になった幹也さんは、信号が青に変わったのを確認すると視線を外した。



「い、言いましたけど…言ったところでどうにも「俺結衣の彼氏にならなってもいいんだけど」



「!?ゲホッゴホッ」



「はぁ?」



驚きすぎてむせた私に幹也さんは呆れた声を漏らす。