佐伯くんと主従関係

信号で止まった車。



視線に気づいた幹也さんがゆっくりと私を見る。



「あ、えと…二個目の信号右です…」



「いやまじかお前」



「だ、だって急になんですか…」



いい感じでスルーできないかと思ったけど無理だったっぽい。



幹也さんの眉根が寄っている。



「結衣もう19だろ?住み込みで働いてるから男事情どーなってんのかなと思って」



「そんなのないですよ…」



「ねーの?」