佐伯くんと主従関係

浮かんでしまう笑みを必死に抑えながら、アイスを取り出す。



そっか、私まだ19歳だった。



夏も花火も大好きな年頃なんだ。



__ヴーヴー



と、テーブルに置いてあった私の携帯が震えた。



画面には母の文字。




慌てて耳にケータイを当てた瞬間



「もしも『いつ帰ってくんのアンタはー!!!!』



爆音とも言えるその声に咄嗟にケータイを耳から離した。



「こ、声でかいよお母さん…」