「なぁ結衣〜」



私の肩に全体重を乗せてくる幹也さんに、だんだんと私の体も耐え切れなくなっていく。



「だ、ちょ、幹也さん!」



「結衣〜」



バタッとそのまま倒れ込み、幹也さんが私に覆い被さる形に。



居酒屋で何してんのこの人…!



「み、みみ、幹也さんちょっと…」



「お、顔ちけーな結衣〜、チューしよチュー」



「ば、ばか言って…ニュースになりますよニュースに!」



私に覆い被さる幹也さんを見ると、思った以上に顔が近い。