佐伯くんと主従関係

私は大きなキャリーケースを転がしながら、そんな2人に手を振った。



「じゃ!またね!」



「頑張るんだぞ結衣ー!!」



「連絡するのよー!」



朝6時半。



朝早くにうるさい家族。



近所迷惑なんだろうなぁ、と冷静に考えながら佐伯家に続く道を歩いた。



20分程度の道のり。



まさか高校卒業して初めての就職が執事だなんて。