佐伯くんと主従関係

「愛されてるんすよ!」



すかさず幹也さんは声をあげた。



「三葉さんは一般の方ですが、テレビに出てみていかがです?」



「な、なんか私は知ってる方ばかりなのに、皆さん私のこと知らないって不思議です…」



「確かにそうですねぇ」



ウンウンとテキトーに頷いた司会者は、そのまま次のコーナーへと移っていく。



私はただただ、司会者の振りに答えては笑われての繰り返しを過ごすばかりだった。



それから1時間半ほどで収録は終了。



精神的に究極の疲労を迎える私。