佐伯くんと主従関係

「そ、そっか、そうですよね、照れちゃいますよね」



「…っ、そうだよ照れたよ」



「なんだぁ!幹也さんも可愛いとこあるんですね!」



そう言ってバシンっと背中を叩くと、一瞬よろめく幹也さん。



「バカにしてんな…これでも歳上なんすけど」



「たかが1つじゃないですか!」



「はあ?成人も迎えてないガキがよく言うわ!」



そうして、やんややんやと騒ぐ私たちの前に、一台のワゴン車。



中から顔を覗かせたおじさんが、小さく頭を下げる。