佐伯くんと主従関係

私がいなきゃダメだって言わせるつもりだったのに…



居心地良くなってるのは私の方だった。



「三葉さん」



4人分のお茶を注ぎ終えたとき、後ろから声が聞こえた。



もう振り返らなくても分かるのに。



「郁人さん…」



「さっきのことは…あんまり気にしないでほしい」



「分かってますよ。気にしてません」



口元に笑みを浮かべながら、お茶を盆に乗せた。