佐伯くんと主従関係

「私…執事に選ばれた…」



「もうっ、就職が決まらないからってそういう冗談!面白くないから!」



「冗談じゃないっつの!これみてよ!」



びっしりと書かれたメモを見せると、お母さんはその文字を追いながら目を見開き



「こんな手の込んだことを…あんたって子は…」



なんて言い出すものだから呆れる。



まあ私も同じような感じだったけど。



「信じないのはいいけど!私明日から佐伯財閥の豪邸で住み込みだからね!帰ってこないからね!」



お母さんが信じようが信じまいが、私は明日から仕事が始まる。