佐伯くんと主従関係

「はい三葉です」



『お世話になっております佐伯郁人と申します。ご連絡遅くなってしまい申し訳ありません』



「は、はぁ……」



あの佐伯財閥は不合格の連絡までしてくれるのかと、ポカンとする私の耳に



『この度は面接へのご参加誠にありがとうございました。見事三葉結衣さんが選抜されたことをご報告させて頂きます』



そんな言葉が響いた。



沈黙の時間。



微かに聞こえる機械音。



お母さんが布団を叩く音。