「え、蒼さん…」 その顔は家にいるときよりひどく冷たい。 感情が読み取れない、何を考えてるのか予想もできない。 違和感しか感じない姿。 蒼さんの心は、まるでその場にいないよう。 ただそれは 《…もちろん不倫はとても悪いことだとは思います》 私が執事として働く前テレビの中で見ていた蒼さんで。