佐伯くんと主従関係

「やっぱりなぁ!」



そう声を荒げ、起こした体を再び布団に投げた。



もちろんのことながら連絡はない。



きっと今頃とっても美人な方が執事としていい暮らしをしているに違いない。



「ほら結衣いつまで寝てんの、布団干すんだから起きてちょーだい」



「あーあ、私一生就職できない気がしてきたー」



「だから、佐伯財閥はレベルが高すぎただけだってば」



「もういろんな自信がなくなっ…」



そう言いかけたとき、枕の下でケータイが震えてるのに気がついた。