佐伯くんと主従関係

「ほら」



蒼さんの真横に立ち、傾けられたコップを覗__



瞬間、グイッと何かに顔を引き寄せられた。



もちろん蒼さんしかいないわけだけど。



目の前に蒼さんの顔が迫る。



「!?」



「なに疑ってんの?」



「だ、だっ…て…」



あまりの近さに息ができず言葉が詰まった。



「執事が主人のこと疑うなんて聞いたことないんだけど」