佐伯くんと主従関係

もちろん正気はある。



「結衣さん執事の仕事大変でしょ」



仕事が大変だったから私の顔色が悪いと思ったのか、悠くんは急にそう口を開いた。



「うん、思ったより大変みたい…予想外なものがあったりね…」



そして少し匂わせる私に、



「予想外なもの?」



悠くんは首をかしげる。



「あ、いや、ほら私が見たことないものいっぱいあるからさ」



あながち間違ってはいない。



悠くんのアレも含め、見たことがないものだったんだから。