佐伯くんと主従関係

これを毎日…?



考えると吐き気がした。



あんな低い時給で何時間も働いてるのって労働基準に違反してない?



「ただいま〜」



食堂でテーブルクロスを整えながら考え事をしていると、扉が開き悠くんが帰ってきた。



「ゆ、悠くんおかえり」



あの本のこともあってか、うまく笑えない自分。



男子高校生、男子高校生、男子高校生…



まるで呪文のように頭の中で何度も唱える。