前髪がモシャッとして、それを直すように手で目元まで隠した。
私は今、卯生で言う熱指数が200はある。
クラスに戻ると、文佳が私の顔の異変に気づいて驚いてた。
「 真っ赤だよ、どうしたの?卯生の裸でも見たの?」
「 それなら出血しすぎて病院行きだよ… 」
そうじゃないよ、文佳。
私、初めて……
「 卯生が初めて私に… 触ったの 」
「 は? 」
髪をクシャッてしてったの……
「 そんなことで… しっかりしなよ、凛 」
嬉しくてどうかなりそうだよ。
文佳と部活に行くと…先輩達がテニスラケットを手に揉めていた。
理由を聞いてみたところ、五月先輩の彼氏と、先輩の友達である石野先輩が一緒にいた所を目撃した人がいたらしく…
今、揉めている。
「 凛、今日は練習とか無理じゃない 」
「 だね… ラケットでお互いにボール当てだしたよ 」
はぁ……
いつも女は女で何かと絡むもので、それを誰かが解くまで揉める。



