うさぎ恋しや、発熱期


翌日、学校へ登校。

足取り軽く卯生に会いたい一心で走った。

そして文佳が私を捕まえた。



「 凛!凛~ 復活だね、寂しかったよ~ 」

「 文佳~ で、卯生は?もういるかな?」

「 私より卯生さんですか、冷たい親友だね 」

「 ごめん!でもね文佳、私決めたんだ、告白するよ、卯生に 」



ありったけの気持ちを卯生に投げるの。

キスの答えは後でいい、今はただ伝えたい。



「 凛、待って 」

「 何?私早く卯生に… 」

「 今、卯生さん女子といるから… 見かけたの、来て早々声かけられてたから 」



そんな……



「 あ、ちょっ 凛!」



走るしかなかった。

私の気持ちは軽くない、すっごく深くて卯生一色なの。

恋する気持ちはわかる、でも、譲れない。



「 卯生ー!」



どこっ 卯生、どこにいるの?



「 卯生ー!!」



お願い…

神様、私を卯生に会わせて。


…あれは…… あそこにいるの卯生?

美術室?

鍵してあるのに… あ、もしかして美術部の女子が?



見えた卯生の姿、それはすぐに隠されるようにカーテンが閉められた。

急いで私は走った。