うさぎ恋しや、発熱期


保健室での出来事は秘密。

でも、二つ疑問がある。


1、私は卯生に告白していない。

2、卯生からの告白はない。



つまり、これはどういうことなの?

卯生からのキス、どんな意味があるの……

唇の余韻が熱をあげてしまう。

卯生は熱のある私を寝かせ教室へと戻って行った。

そのうちに、養護教諭の水島先生が来て家に連絡、そして私は親と帰宅。

部屋のベッドで熱からくる脈を感じていながら卯生を思う。



なんで…

好きって言えなかったんだろ。

卯生は私になんでキスしたの?

私を好き?

そんな風には見えない……

いつも、いつもいつも私が卯生を好きなだけで卯生はただそれを受け止めてただけ。


私、どうしたらいい?




初めてのキスの動揺。

嬉しいのにどこまで喜んでいいのかわからない。

自分の中での押し問答が苦しくて、いつしか眠ってしまった。


目が覚めたのは夜、時計は22時となっていた。



「 あれ… あ~ すごい汗…… 」



高熱は汗をかいた事で少し下がっていた。

そして体も軽く、シャワーを浴びた。



私…

卯生とキスしちゃったんだよね。

あれは夢じゃないよね?



早まる心音、ドキドキとうるさくて緊張してくる。



「 卯生、心配してるかな 」



声、聞きたいな……