うさぎ恋しや、発熱期


そんな私に卯生がクスッと笑った。



「 なんか笑ってる?」

「 ごめん、凛が可愛くて 」



か、かっ… 可愛くて!?



「 何それ、可愛くなんかないし 」



卯生に可愛いって言われたー!



「 凛、なんで最近言わないの?あのセリフ 」

「 あのセリフ? ……あ、うん 」



好きだよ、って軽々しく言うのをやめただけだよ。

だって、私は卯生に本気だから。




「 凛は俺が好きじゃなくなったんだな 」

「 え! 違うっ そうじゃないよ、違うから!」



私はほんとに本気なんだよ!



「 今日、呼び出されてんだ 」

「 え…… 」



それって、誰かが卯生を好きで告白するって事?



私は力が抜けた。

卯生の手首を握っていたのも離して……



「 凛、熱あるよ、早退したら?」



卯生の手が冷たい、私が熱いせいでその手が気持ちいい。

この手は離したくない。

私じゃない女に触ってほしくないよ。



「 ……卯生 」

「 ん?」



好きだよ…


そう言いたい。



体の体温が発熱、卯生への思いが発熱。



「 凛、今の熱指数はどれくらい?」

「 熱指数? 」



そんなの、もう200を超えてるよ。



「 1000度 」



真っ赤な顔に涙目で頬笑み言った。



「 嬉しいよ、凛 」



え… え、えー!!



至近距離もヤバいくらいで目が合って、卯生の目が閉じて……

私の唇に、卯生の唇が。


……キス。



これは夢かも?

ううん、違う… 卯生は本物でちゃんと私に触れてる。

唇が伝えてくれてる熱。



「 凛、もっと熱上がるぞ 」



そんなの、毎日だから覚悟してますよ。