あなたが好きでした。

あぁそっか。そうなんだ。
バラされたんだ。
きっと雅人くんにもばれちゃったよね。
これからどうやって接していけばいいんだろ。
雅人くんは隣の席。
テストの点数競い合ったり、いじってきたり。
これ以上に嬉しいことなんてなかった。
何も欲張ろうとなんてしてなかった。
このままでいい。
このままの関係でいいと。
なのに、どうしてこんな形で壊れてしまったのだろう。