男子3回戦
東京都代表 誠和学園高校
対するは 優勝候補筆頭 福岡県代表 九州中央学院高校の戦い。

知り合いが出ているわけでもなく、知っている高校が出ているわけでもないので、とりあえず都民である私は誠和贔屓で試合を見ていた。

試合状況は誠和がリードしていたが、劣勢の中でも攻めの姿勢を保つ中央に惹かれている自分がいた。

結果としては、中央の逆転勝ちで幕を閉じた。

中央のエース2年の平野君が最多得点をあげる中、背番号3の190センチの選手に目が留まった。

彼の名前は、永井景介。

永井くんのプレーは他の選手と比べて派手さはないが、サーブもレシーブもスパイクもブロックもなんでも卒なくこなす姿が好きになった。

のちに彼は私の好きな人だ。