「どっからでもかかってこいやー!!!」


今俺はケンカ真っ最中

廃墟された工場で30人のヤンキー

相手に一人で立ち向かっていた

今回は30人で少ないから10分で全員を


片付けた

と、思っていた


「オラッ

これでもくらえっっ!!」


そう言って俺よりもがたいのでかい奴が

鉄の棒を振り上げてきた


ボスか


俺はシュッと避けてそいつの背後に回った


「お前、もうちょい反射神経鍛えたら?」


そう言って俺はニヤッと嘲笑ってやった


蛇の目のように


ライオンの牙のように


サソリの尾のように


鋭く


そして助走をつけてジャンプして

思いっきりそいつの横っ腹を蹴ってやった


バタンッ


そいつが倒れた


「ゲーム終〜了。」

俺はパンッと手のホコリをはらった

そして出口でいつも通りの決め台詞を言った


「あいつは俺の血だ。

次、手出そうとしたら命は無いと思え。」


ドン!


鉄のドアの音は力強く響き

地面を揺らした