「よっ、来てやったぞ。」


「やっほ、実那。」


優馬と莉々がお見舞いに来てくれた。



けど、もうあたしは自力で起き上がるのも一苦労。


「いいよ、寝たまんまで。」


「ごめんね、ありがとう。」


ベットに寝転んだまま、横に座ってる優馬と莉々の顔を見つめる。



「それでね!」


莉々が楽しそうに、最近あった面白い話をしてくれる。


それを聞いてるだけで、なんか元気になれた気がする。