「でも、それじゃ………。」 お姉ちゃんの言葉を遮って 「実那が決めたなら、そうしなさい。実那の人生なんだから。」 とお母さんが言った。 「あとね、来週のライブ見に来てほしい。」 あと何回立てるかわからないライブだから、お母さん達に見てほしい。 あたしの歌を聞いてほしい。 「わかった。絶対行くわ。」 「あたしも。」 お母さんもお姉ちゃんもそう言ってくれて、3人とも自然と笑顔になった。 久しぶりに笑えた気がした。 優馬は、何も言わず、ただあたし達の話を聞いてるだけだった。