「何があったんだよ。」


ベットの上で泣いてるあたしの隣に、優馬は腰を下ろしてあたしの方を見た。



「再発した。」


「えっ?」



「脳腫瘍、再発したって。」


「………………マジ。」



改めて言葉にすると、現実なんだって実感が湧いてきた。



「なんであたしなのかなっ………


あたしなんか、悪いことしたかな………」



うっーっと、あたしは声を出して泣いた。



「死にたくないよぉ。」


戻りたい。


病気になる前に戻りたい。