「あーもう、今日ドーナツ食いたかったのにぃ!」
「自業自得だなww」
すると先生が続けてこう言った。
「あー、言っとくけど木戸リク、あなたも雪見さんにプリント届けてね。」
「えぇ~!?」
「ざまぁみろ!」
「くっそ~。」
ブツブツ二人で言いながら私は病院に向かって、
リクは途中で伊井田雪見の家へ向かった。
「うわー。メッチャデカイんだけど。キレイだし。」
鈴木病院は想像より大きく、新しかった。
「え、受付どこ?」
頭を抱えていると、
「君どこから来たの?そんな汚い制服して。ここは庶民が簡単に入ってはいけないんだ。さぁ、帰った帰った。」
どうやらここの医者らしい奴が出てきて言った。イラッとしたけどこんな所で窓ガラス割ったりしたら、
とんでもないことになる、理性で抑えてキチンと説明すると、
「ああ、そう言うこと。こっちだよ。」