翌日、実行委員からお知らせがあった。



「指揮者と伴奏者を決めないといけないので、やりたい人は考えておいてください。」






「あいかやるのー?」

「多分やんなーい」

「なんでなんで?!」

「えー、あいちゃんやろーよー」

「いいよー。今年は遠慮しておく」









小学校のころまでは積極的に指揮者のオーディションを受けていた。

私が自身をなくしたのは卒業式だった。

卒業式のオーディションは人気があり、一次試験と二次試験にわけてオーディションすることになった。

でも私はオーディションの2日前までインフルエンザで寝込んでいた。

オーディションでは歌うと聞かされて、ほとんど練習してない中うけた。

一次試験は私を含めて10人が残ったかな?

そこからさらに曲の数の3人に絞る。

ちなみに補欠も3人。

4人が落ちるという結果になることになる。