「それじゃあみんな決まったみたいだから、多数決とりまーす!」



まぁどうせみんな意見変えないでしょ。



「まず、先生がおすすめしたやつがいい人ー」





すると、ほとんどの生徒が顔色を伺うように手を挙げ始めた。



「おいおい!みんなうそだろぉ?!俺達のおもいでどこいっちゃったんだよー!」


「みんなほんとにそれでいいの?」





先生のその言葉はどうやら口だけで、表情はすごくニコニコしている。

満足気だ。







「それじゃあ決まりでいいかな?」




ここで、嫌ですなんて言えないでしょうね。





「んじゃ私たちのクラスは“未来”を歌うことにします!」



いや、初めて曲名聞いたんですけど。