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私はね、小さい頃から心臓の病気なんだ。

だから出来ることが少なかったよ。

あっ、可哀想にとか思わなくていいから。

それから入院と退院を繰り返してた。

学校とかあまり行けなかったからもちろん友達なんてものはいなかった。

それでね、私はある日発作を起こした。

今までにないくらい酷かった。

処置や検査が終わって先生から言われちゃったんだ。

「命子ちゃん…よく聞いてね。」

「うん。」

「命子ちゃんに言わなきゃいけない。」





───もって1年から1年半…だよ。





なんで？どうして私なの？って思ったりしたけど、意味がないことだった。

だってある日聞いちゃったんだ。

パパとママがね、
「あの子への費用かけすぎたからね…」
「ああ、そうだな。」って。

その時私は初めて絶望って言葉の意味が分かった。このことなんだって。

親にこんなこと言われて悲しかったけど、もういいやって思った。

それからあまり親に関わらないようにした。



あれから1年以上経つからもうすぐ死ぬんだ。


だから私は人と関わりは持たない。

持ってしまったら死ぬとき私はすごく悲しくなっちゃうから。

だから私は死ぬまで1人で生きていく。