その後の検査も大丈夫だったけど、

「ねえ、命子ちゃん、言いにくいんだけど、そろそろ命子ちゃんの体は…限界だよ。」

「…そうですか。」

「ホントにこのまま治療しないの?」

「したってねー、どうせ死ぬんだよ?だから自由に過ごしたいんだ!」

「あのね、叶多君が命子ちゃんの事とても気にしてたよ。」

「あの時?」

「うん、目を覚ますまでずっと横に居てくれたんだよ。」

「そうなんだ。でも私はこのまま治療しません。自由が一番いいから…」

「でも、先生達からみたら自由に過ごせてないように見えるよ?」

「死ぬのに人と関わったら死ねなくなっちゃうから!!」

声を荒らげてしまった

「なんでよ!!なんで!私は死ぬのに!!関わって友達作ったら死にたくないって思っちゃうじゃん!!それだったらこのまま1人で死にたい!!」

「おい、どういうことだよ?」

「か…叶多…君」

「お前…そのまま俺に黙って死ぬつもりだったのか?」