「うっ!?」

ヤバい!
心臓が…痛い…

「ハァハァ…」
呼吸もままならない。
ナースコールも押せそうにない。


…叶多君。
助けて…


刻々と時間も過ぎていく。
これはガチでヤバい…

すると、

シャッ

カーテンが空いて声が聞こえる。

「命子ちゃん!?大丈夫!?ねえ!!」

叶多君…

ナースコール押して…

お願い…

意識は朦朧としてきていた。

叶多君にはあまり見られたくなかった。

でも、遂に見られちゃったな…


そう思いながら私は意識を手放した。