「うん、どんな?」


コーヒーを持って現れたトキ

あたしの目から涙がこぼれる


「聞いて…たの?」


「ミクが一生懸命話してるのに聞かないとかないでしょ
それで?
ルールって?」


「遅くなる時は連絡して
それだけでいいから」


ぎゅ

抱きしめられた

あたしが

トキに


「トキ?」


「それだけ
でいいの?」


「え?」


「おれは足りないな」