応援するから

「別に泣きそうじゃない。」


「強がらなくていいんだよ。」


翔ちゃんは私をぎゅっとしてくれた。


「やめてっ!」


私は翔ちゃんを突き飛ばした。


「乃々華?今日、変だぞ。」


「関係ない!」


階段を上がっているけど、涙でなにも見えない。