自分で言ってしまってもかちゃんに見られて、すごく翔ちゃんのことを意識してしまう。


「のの?どうしたの?」


「りかちゃん!なんか、なんかね。」


「のの。落ち着いて。」


「ふぅー。あのね、さっき会議室に入ったら、私用の資料があったの。それ見たら、早く付き合えってお兄ちゃんが。」


「えっ。一隼さん公認じゃん!」